私の自己紹介と体験談
私は、50代のサラリーマンです。全国の神社仏閣を参拝しています。
20代後半くらいから、色々な神社仏閣に参拝するようになりました。
誰しも悩みはあると思いますが、私の場合は、上司との人間関係が上手く行かずに、悩み、本などを読み、神社仏閣に救いを求めた経緯が今振り返るとあります。
一種の精神安定剤みたいなものかも知れません。
その頃は、職場の同僚を誘い、ただ、参拝して、お神籤を引いて、御朱印を集めて満足していました。
今、振り返ると、祝詞もご祭神も良く分からずに参拝していました。
神社仏閣について本格的に勉強し始めたのは、4年ほど前からです。
神社仏閣の歴史、ご祭神について学ぶことで、どなたでも運気アップが可能です。
もちろん、風水、占い、運勢にご興味が有ればさらに相乗効果はあると思います。
神社参拝していて感じることは、理想が有れば、応援してくれることがあると言うことです。
私の場合は、転職でした。
最初に勤めていた会社は、上司との関係がうまく行かず、悩んでいました。
何をやれば良いのか全く分かりませんでしたが、神社参拝して心を落ち着かせ、その後、自分のやりたいことが明確になるということがありました。
色々な人に相談し、自分で勉強し行動を起こす事が出来ました。
今では、転職して、良い上司に恵まれて仕事が出来ています。
そんな人生を変わるきっかけを頂けることも神社参拝していて良かったと思うことです。
おすすめの神社参拝
私は、毎朝、神社参拝をしています。静かに早朝に神社参拝をすると、偶然の出会い、思いがけない幸運、意外なご縁が頂けます。
運気アップなどで神社をお参りする時に意識しているポイントがいくつかあります。
先ずは、その事についてお伝えしたいと思います。神社はその地域の人々が作ってきた知恵があります。具体的には、政治、伝統、芸能、武道、芸術などの洗練された知恵とお金、健康、恋愛、などの生活の知恵です。
古来、神社は一部の有力者のものでした。具体的には天皇、貴族、大名の為の特定のものでした。
明治以降、国のものとなり、第二次世界大戦後は、神社は個人のものとなりました。
今は、制限なく自由に神社参拝出来る時代と言えます。
神社のことを学んで行動する意味
神社に行くと無心になれます。自分の内面と対話することが出来ます。
神社に参拝するということは、自分の内面と会話することでもあるのです。
例えば、伊勢神宮という日本を代表する神社があります。
私も時々、参拝していますが、行くだけで気持ちが落ち着きますし、感謝の気持ちが溢れてきます。
今まで色々苦労してきたけど、周りの人に助けられてきたなとか、健康に恵まれてきたなとか自分の内面と対話することになります。
そんな目に見えない力が神社にはあります。
ただ、伊勢はなかなか遠いし、気軽に行ける神社ではありません。
オススメは、近所にある氏神様に参拝することです。
詳しくは後ほど、お伝えします。
神社の構造は、簡単に言うと、鳥居、参道、拝殿、本殿で成り立っています。
実は、参道は産道を意味していると言われています。
本殿には御神体があり、鏡があります。
つまり、参道を歩くことは、産道を歩く事であり、生まれる前に戻ることです。
初心に帰り、鏡に映る自分の姿を見て何を感じますかということです。
御神体とは御身体であり、自分のことなのです。
鏡で目に見える表情を確認出来ますが、大事なことは、内面を知ること、感じることです。
神社で感じることがこれから生きていくヒントになります。
時々、おみくじを引きますが、その中にヒントが隠されていることもあります。
神社に参拝すると良いことがたくさんありますが、
そのうちの一つはその地域への愛が生まれ、意欲が高まることです。
なぜかというと、神社参拝することでその地域に興味を持ちます。
どんな歴史があって、特産品は何があって、お土産は何があるのかなど調べることが出来ます。
自分の内面に気付き、その土地のパワーを頂く事が出来るのです。
そのきっかけの一つが神社参拝です。
神社参拝をすることで何かを祈り、願います。
神社参拝を行うことで、自分の本心を知り、具体的に行動していくことで人生が変わって行きます。
定期的に神社参拝することで頭の中が整理されます。
自分の目標や夢について無意識のうちに考える時間が増えていきます。
祈りとは意宣り(いのり)とも言われます。意宣りとは、意志を宣言するということです。
毎朝、神社参拝をすることで自分に宣言することになり、毎日自分を見直すことに繋がります。
継続は力なりと言います。自己実現の為には、気持ちが大切です。
本当に今やるべきことなのか、本気なのか、何が自分に足りないのか問いかけます。
その意味でも神社参拝が効果的です。
神社参拝、お墓参りを良くする人は誠実になると言われます。情緒が安定します。
情緒が安定する人は健康で長生きができます。
神社は感謝する所です。
赦しを請うて、罪悪感を減らす役割が神社にあります。
感謝すると良縁に恵まれます。
謝罪すると罪悪感が減り、罪穢れを祓い、悪縁と断つと言われます。
神社参拝で金運UP出来るか
誰かの願いをかなえることが出来たら、結果として金運UPが出来るかもしれません。
ただ参拝して金運UPが出来るわけでは有りません。
神社参拝して得られるのは、金運ではなくきっかけかもしれません。
思いもかけない出会いがあるかもしれません。
金運UPとは何かというと、お金の流れが良くなることだと思います。
人との縁が頂けます。
つまり、誰かの役にたつ願いならば、ご縁を頂ける出会いがあるかもしれません。
なぜ、そう言えるのかと言うと、神社の長い歴史があるからです。
歴史のある神社だと1000年前の神社があります。
その土地に住むご先祖様や神官様が大切に守って来てくれたから神社が残っているのです。
お賽銭もお祓いになります。神社は罪穢れを祓ってくれるのです。
寄付する行為とも言えます。与えたら与えられます。
神社で祈った願いを叶えますと神様と約束するのです。
お祓いの効果は思い込みとも言えます。神奈川県には銭洗いで有名な神社があります。
お金を洗うことでお金に対する罪を祓うことになります。
洗ったお金はきれいに使うことがポイントです。
元々、お賽銭はお金では有りませんでした。
お米などの穀物を神様に捧げていました。お金はお米の代わりとして出来ました。
そもそもお賽銭の賽とは願いが叶ったお札を意味する言葉です。
先に感謝して、結果は後で来るのです。
金運の神社に稲荷神社があります。稲の神様です。お米の神様なのです。
稲荷の語源は稲がなるから来ています。
元々はお米の神様なのになぜ金運の神様と変わったのか。
それは江戸時代に農業よりも商人の時代と変わったことに由来していると言われております。
一方で、稲荷神社の参拝が苦手な人がいます。
それはお米の神様からお金の神様に変わったことが原因かもしれません。
お米は好きだけどお金は嫌いな日本人は多いです。
関係しているかもしれません。
神社とお寺の違い
神社は8万5千社あり、お寺は7万7千寺あります。
僧侶は34万人、神官は2万2千人です。
神社には経典も先生も教祖もありません。お寺にはあります。
神道は、道であり、仏教は教えです。
6世紀半ば頃に仏教が日本に伝来したと伝わっています。
神社と仏教が混ざり合い、神仏習合が始まります。
神仏習合(しんぶつしゅうごう)とは、日本土着の神祇信仰(神道)と仏教信仰(仏教)が融合し一つの信仰体系として再構成(習合)された宗教現象のことです。
当初は仏教が主、神道が従であり、平安時代には神前での読経や、神に菩薩号を付ける行為なども多くなった。
明治に神仏分離となり、お寺と神社は別々になりましたが、今でも神社の中に仏教施設がある所もありますし、お寺の中に神社がある所もあります。
神道とは何なのか
神社にお参りに行くと、心が落ち着きます。前述した通り、自分の本心に気付くことがあるからです。分かりやすい例だと、答えやヒントがおみくじに書いてあったりします。
神社の秘密は、神道にあります。
神道には、仏教などの宗教とは異なり、教典はなく、開祖もいません。
自然と神とは一体として認識されており、神と人間を結ぶ作法が祭祀であり、
その祭祀を行う場所が神社であり、聖域とされています。
先ずは、簡単に祝詞と狛犬からお伝えします。
祝詞(のりと)とは
祝詞とは、神前に奏上する言葉です。祭りにより、場所により異なります。神秘的な力や働きがあり、唱えることで現実を変える力があるとされています。
祝詞には、古来から「言霊」(ことだま)という考えが込められています。
言霊とは、言葉に宿ると信じられている霊力のことで、発せられた言葉の通りを実現する力があると信じられています。
まずは、代表的な祝詞を紹介します。
祓詞(はらえことば)は心身のお祓いをする祝詞
大祓詞(おおはらえことば)は全ての罪穢れを祓う祝詞
龍神祝詞(りゅうじんのりと)は龍神とご縁を結び、願望を実現するための古神道の祝詞
天津祝詞(あまつのりと)は罪穢れを祓う祝詞。大祓詞を短縮した祝詞
私は、毎朝、祝詞を唱えることで、運気を上げています。
狛犬とは
狛犬とは、邪気を祓い、神前を守護する聖獣のことです。
向かって右側に配置され口を開けたものが「獅子」であり、
向かって左に配置され口を閉じたものが、実は「狛犬」であることは
意外と知られていないことかもしれません。
密教では、「阿」(あ)は口を開いて発音する最初の音声であり、
「吽」(うん)は口を閉じて発音する音声です。
阿吽の呼吸とはこの世に生まれて全ての煩悩が消滅し、
悟りをひらいた安らぎの境地(死)に至るまでを意味します。
狛犬、獅子には、犬の他にも、稲荷神の狐、春日神の鹿、弁財天の蛇、毘沙門天の虎、
摩利支天の豬 八幡神の鳩などもあります。
狛犬の意味を知れば、より深く神社のことを理解することが出来ます。
近所にある神社のルーツ
産土様(うぶうなさま)と氏神様
氏神様とは、それぞれの人が暮らしている地域の土地を、守ってくださっている神様のことで、土地を鎮め守ってくださるという意味で、鎮守様とも呼ばれます。
産土様とは、それぞれの人が産まれた地域の土地を、守ってくださっている神様のことで、産まれた土地の神様です。
幼い頃から自分を見守ってくださっていた神様であり、イメージとしては、生活の拠点がどこに移ったとしても変わることのない、心の故郷とも言うべき存在です。
「氏神」は暮らしの場所に応じて変化がある神社
「産土」はあなたの人生そのものを見守ってくださる神様のいらっしゃる神社
現代では、氏神様も産土様も混同されがちだが、それぞれ重要な場所と言えます。
神棚とお守り
神社のお神札ふだは、神さまの御霊みたまが宿った神聖なものです。
社務所では「神宮大麻(じんぐうたいま)」と「神社のお神札」を分けて頂けます。
神宮大麻は、日本の総氏神である天照大神様のお神札で、全国の神社でうけることができます。
お神札は神様から授かるものです。
大切に、丁寧に扱う必要があります。
お守りは、お神札を小さくした内符(ないふ)を、丁寧に縫製した袋でくるみ、紐で閉じたものです。
お守りの上部が紐で結ばれているのは、その力を閉じ込めるという意味もあります。
お守りを保管するときは、家に神棚があれば、神棚に置いておくのが丁寧な扱い方です。
お神札は、家庭の神棚で大切にお祀りしましょう。
お守りは基本的に持ち主の身代わりとなって災いを代わりに受けるものです。
伊勢神宮
「伊勢神宮」とは
伊勢神宮は、正式には「神宮」と言います。
神宮には、天照大御神をお祀りする皇大神宮(内宮)と、
衣食住を始め産業の守り神である豊受大御神をお祀りする豊受大神宮(外宮)を始め、
14所の別宮、43所の摂社、24所の末社、42所の所管社があります。
これら125の宮社全てをふくめて神宮と言います。
中心となるお宮を正宮といい、それに次ぐお宮を別宮と言います。
摂社とは『延喜式神名帳』に記載のある神社、
末社とは『延暦儀式帳』に記載のあるその他の神社、
所管社とはその他内宮・外宮にゆかりのある神社です。
伊勢神宮の御神体は八咫鏡(やたのかがみ)です。
皇室の祖先にあたる瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)が天照大御神(アマテラスオオミカミ)から形見として頂いたものと言われます。
皇大神宮(内宮)は正宮である皇大神宮と別宮である荒祭宮と風日祈宮があります。
豊受⼤神宮(外宮)は正宮の豊受⼤神宮と別宮の多賀宮、土宮、風宮があります。
伊勢神宮の下宮の御祭神は豊受大神(トヨウケオオカミ)です。
内宮の天照大御神の食物の神様です。
元々は天照大御神の家来でしたが、農民の農耕神としての信仰が高まり、内宮と並ぶ伊勢神宮の目的地となりました。
伊勢神宮は、個人のお願いではなく、日本の国の繁栄を祈る神社です。