由緒
岐阜市金町に鎮座し、地元では「こがねさん」と呼ばれる。社伝では、成務天皇の御代(135年)に物部臣がこの地に国府を定め、金大神を篤く崇めたのが起こりとされる。主祭神の渟熨斗姫命は景行天皇の第六皇女で、伊奈波神社の主祭神・五十瓊敷入彦命の妃と伝わる。奥州平定の功を妬まれて朝敵とされた夫がこの地で討たれると、姫は都を発ってその跡を慕い当地に移り住み、夫の霊を慰めながら住民をいたわり、私財を投じて町を拓いたという。その事績から財をもたらす神として「金大神」の名で祀られ、産業繁栄や商売繁盛の神として信仰を集めてきた。平成27年(2015)には鳥居が金色に塗り替えられている。境内裏手には小円墳が残り、周辺から須恵器片が多数出土していることから、古墳時代後半に栄えた土地と推測されている。