由緒
大阪市淀川区東三国に鎮座する氏神社。社伝では南北朝時代、この地の有力者であった佛生院又三郎が播磨国室津の「室の明神」の分霊を迎え、村の鎮守として祀ったことに始まると伝わる。あわせて、上賀茂社の分霊を船で室の宮へ移す途中につむじ風に遭い、この地で風待ちをした縁で当社にも勧請したという古伝も残る。祭神は食物と稲を司る宇賀御魂神と、雷除け・厄除けの神である別雷神。明治5年(1872年)に村社に列し、明治42年(1909年)12月、一帯が蒲の茂る田園であったことにちなんで現在の社名に改められた。境内には樹齢650年以上と伝わる楠の切り株が安置され、その上に小さな祠が祀られているほか、樹齢数百年の楠が数本現存している。