由緒
みちのくの入口として名高い白河関跡の丘に鎮座する神社で、「関の明神」「二所関明神」とも呼ばれる。社伝では成務天皇5年(315年)、白河国造・鹽伊乃自直命の神霊を祀ったのが始まりとされ、宝亀2年(771年)に天太玉命、住吉明神の中筒男命、玉津島明神の衣通姫命を合わせ祀ったと伝える。境内一帯の白河関跡は、奈良から平安時代にかけて陸奥と下野を分ける関が置かれた場所で、都人にとって陸奥への境目を意味し、古来数多くの和歌に詠まれてきた。関跡は国の史跡に指定されている。現在の社殿は仙台藩主・伊達政宗が寄進したものと伝えられ、本殿の棟には九曜と竪三引両の紋が見える。2022年に東北勢が全国高校野球選手権で初優勝した際、「白河の関越え」の言葉とともに注目を集めた。