由緒
承和9年(842)、仁明天皇の御代に陸奥守として着任した参議・小野篁が、奥州鎮護の神としてこの地に創建したと伝えられる。御祭神は倉稲魂神・保食神・稚産霊神の三柱で、あわせて竹駒稲荷大神と称される。倉稲魂神は稲作・農耕や商工業、保食神は五穀豊穣と食物、稚産霊神は養蚕・生成発展や縁結びの神として信仰を集めてきた。江戸時代には仙台藩伊達家の庇護を受け、日本三稲荷の一つに数えられる大社となった。旧暦2月の初午の日から7日間にわたって行われる初午大祭は、一年の農事・養蚕の準備の祭として営まれ、東北地方の春祭りの先駆けとされる。神輿渡御の行列の先頭に立つ竹駒奴は岩沼市指定無形文化財で、この祭りの見どころとなっている。