由緒
断崖絶壁に穿たれた自然の洞窟の中に本殿が鎮まるという、全国でも類を見ない神社。日向神話において、豊玉姫命が海神の宮から地上に産屋を建て、日子波瀲武鸕鶿草葺不合尊(神武天皇の父にあたる)を産んだ地とされる。洞窟は「産道」を象徴するとも言われ、安産・子育てのご利益の根拠となっている。参拝者が「運玉」と呼ばれる素焼きの玉を亀石(霊石)の桝形の窪みに投げ入れ、入れば願いが叶うという伝承が今も参拝者を引き付ける。太平洋を見下ろす断崖の洞窟に鎮まる神殿の景観は、日本神話の舞台を体感させる圧倒的な神秘性を持つ。