由緒
明治2年(1869年)、新政府は蝦夷地を「北海道」と改め開拓を国策として推進した。「開拓という一大事業の守護神を祀る」という明治天皇の詔により、開拓三神(大国魂神・大那牟遅神・少彦名神)が奉斎された。開拓時代の北海道は極寒・原野との戦いであり、移住者たちは故郷の神を持ち込めないまま未知の大地に立ち向かった。この神社はそうした開拓民の精神的な支柱として機能し、後に明治天皇も合祀された。境内の円山は開拓時代からの自然が残り、札幌の街が拡大するなかでも「都市に残された原始の杜」として市民に親しまれている。