由緒
東京都新宿区余丁町に鎮座し、「抜弁天(ぬけべんてん)」の通称で広く知られる。新宿観光振興協会の解説によれば、その昔、源義家が戦勝を祈願した厳嶋神社であり、この付近を旧鎌倉街道が通っていたために義家の伝説が残るのだという。境内が南北に通り抜けできること、また義家が苦難を切り抜けたことにちなむ弁天社であることから「抜弁天」として庶民の信仰を集め、江戸六弁天、新宿山ノ手七福神の一つに数えられた。御祭神は市杵島姫命で、仏教の弁財天と習合し、七福神で唯一の女神として金運・縁結び・芸事上達の神とされる。水の神でもあり、農作物に不可欠な水をもたらすことから五穀豊穣の守り神ともいわれる。神社付近一帯には、江戸時代に犬御用屋敷が置かれていた。