由緒
大阪府泉大津市の「穴師の里」に鎮座する式内社で、和泉五社の一社、和泉国の二ノ宮として広く崇敬を集めてきた。公式の由緒によれば御鎮座は天武天皇の白鳳元年で、およそ1350年の歴史をもつ。主祭神は農業の神・天忍穂耳尊と、紡織の神・栲幡千々姫命の夫婦二柱で、泉州の地が農耕と紡織によって栄えてきたのは両神の御神徳によるとされる。歴代天皇の崇敬が篤く、正倉院文書によれば聖武天皇が和泉国五社大明神へ社領を下賜した際、当社は大鳥神社とともに千三百石を賜った。天正3年(1575年)10月20日には織田信長から社領安堵の朱印状を受けている。古くから幼児の虫封じに霊験があるとも伝えられる。本殿は豊臣秀頼の造営によるもので、摂社の春日社・住吉社とともに国の重要文化財に指定されている。