由緒
野木神社は栃木県野木町に鎮座し、創建は仁徳天皇の時代にさかのぼると伝わる約1600年の歴史を持つ古社である。社伝によれば、下毛野国造として赴任した奈良別王が、応神天皇の皇太子であった莵道稚郎子命の遺骸を奉じてこの地に祀ったのが始まりとされる。主祭神の莵道稚郎子命に、誉田別命(応神天皇)・息長足姫命(神功皇后)・宗像三女神を配祀する。延暦年間には、蝦夷征伐からの帰途にあった坂上田村麻呂が神の助けを得たとして、現在の社地に社殿を造営し遷座したと伝えられる。鎌倉時代には源頼朝・源実朝ら源氏の篤い信仰を受けたとされ、江戸時代には火災で社殿を焼失したが、その後古河藩主の寄進によって再建された。現在の社殿と拝殿は2019年に栃木県の有形文化財に指定されている。