由緒
延喜式神名帳に名を連ねる大隅国の式内社で、神武天皇に天神七代・地神五代を合わせた計18柱を祀ります。宝暦2年(1752年)に正一位の神階を授けられ、「正一位宮浦大明神」の勅額が掲げられたと伝えられますが、それ以前の詳しい沿革は明らかになっていません。寛政3年(1791年)、桜島の噴火に伴う大火で社殿を焼失し、薩摩藩主の島津斉宣によって再興されました。明治6年(1873年)に県社に列格し、明治10年(1877年)の西南戦争でも被害を受けています。本殿の前には南北に分かれて2本の大イチョウがそびえ、「福山の夫婦イチョウ」として昭和39年(1964年)に鹿児島県の天然記念物に指定されました。樹齢は千年を数えるとも伝えられ、晩秋の黄葉の時期には多くの人が訪れます。