由緒
長保3年(1001)、領主井王家三代の井王三郎直久が夢のお告げに従って屋敷の北を掘ったところ、黄金色の兜のような岩とともに水が湧き出して「神ノ池」となり、熊野の神を祀ったのが始まりと伝わる。正式には浮島熊野坐神社と称する。祭神は日本で最初に夫婦の契りを交わしたとされる伊邪那岐命・伊邪那美命の夫婦神で、安産・厄除け・縁結びの社として信仰を集める。どんな大雨や洪水に見舞われても社殿が水面に浮かんでいるように見えたことが「浮島」の名の由来。創建以来、井王家が42代にわたって神主を継承している。社殿を囲む池には阿蘇の伏流水が日々約13万トン湧き出し、アニメ「夏目友人帳」のオープニングに登場したことでも知られる。