総鎮守(そうちんじゅ)とは、一国・一郡・一郷、あるいは城下町や都市など、ある地域全体を守る神として崇敬される神社の呼び名です。鎮守はもともと土地や寺院を守るために祀られた神を指し、平安時代以降、一国の鎮守や都の鎮守を祀る信仰が広まりました。総鎮守はその地域全体を守る神として崇敬されてきた社で、江戸総鎮守の神田明神、北陸道総鎮守の氣比神宮、会津総鎮守の伊佐須美神社のように、どの範囲の総鎮守かは神社ごとに異なります。
江戸時代以降は村の氏神や産土神も鎮守と呼ばれるようになり、郷や町を範囲とする総鎮守も各地にあります。旧国で第一の社とされた一宮や、国司が国内の神々を国府の近くにまとめて祀った総社も、その国を守る社として崇敬されてきました。そのため一宮が総鎮守を兼ねる例があり、総社を総鎮守と同じ意味で載せる辞典もあります。このページでは、神社が「○○総鎮守」と称している神社を、その範囲とあわせて紹介しています。