由緒
天満川と本川に挟まれた中州にある江波山の北東斜面に鎮座する。平安時代末期の「安芸国神名帳」に見える三位衣羽明神に比定される古社で、正和2年(1313年)以前の鎮座と考えられている。藩政期には「江波明神」と呼ばれたが、明治4年(1871年)に旧称の衣羽神社へ復した。社殿は寛保元年(1741年)に再興され、明治5年に村社、明治41年には神饌幣帛料供進社に指定された。祀るのは宗像三女神で、海上安全を司る神として、干拓が進む以前は島であった江波の漁業と海運に携わる人々の産土神として崇敬を集めてきた。相殿には大国主神や宇迦之御魂神などもあわせて祀られる。