由緒
伊豆半島最南端の石廊崎に鎮座し、断崖のくぼみを利用して社殿が建てられている。石廊権現・石廊崎権現とも呼ばれる。南伊豆町の案内によれば創立は大宝元年(701年)と伝えられ、現在の社殿は明治34年(1901年)に建てられたもの。御祭神は伊波例命で、海上の安全を守る神として船乗りや漁業関係者の信仰を集めてきた。社殿は長さ四間ほどの太い帆柱を大根太として据えた上に造られており、伊豆七不思議の一つに数えられる。これは、昔、江戸へ向かう商船が石廊崎の沖合で大波に遭った際、帆柱を捧げると誓って石廊権現に祈ったところ無事に江戸へ着いたという言い伝えにちなむもので、その帆柱は今も社殿に使われていると伝わる。