由緒
石津の浜に漂着した蛭子命(えびす神)を村人が助け上げ、火を焚いて体を温めたという伝承が残る古社で、蛭子命・八重事代主命・天穂日命を祀る。この故事にちなみ、毎年12月14日には神木を積み上げた「とんと」に火を放ち、選ばれた「戎さん」を担いで火渡りを行う泉州の奇祭「やっさいほっさい」が斎行される。えびす信仰と修験道が融合した特殊な神事として、平成25年(2013)に堺市の無形民俗文化財に指定された。北本殿・南本殿・拝殿は17世紀中頃の建築と考えられ、寛永19年(1642)の銘文が柱に刻まれた市内最古級の一の鳥居などとともに堺市指定有形文化財となっている。