由緒
秋田県にかほ市象潟町小滝、鳥海山の麓を流れる奈曽川沿いに鎮座し、古くは蔵王権現と称された。秋田県神社庁の紹介によれば草創は白鳳9年と伝えられ、諸国に疫病が流行した折、役小角が勅を奉じて悪疫退散のため各地を巡り、この地の滝を霊地と見て大和国吉野から蔵王権現を勧請し、堂宇を建立したという。合殿の鳥海神社は上古「立木観音」と称され、斉衡3年(856年)に慈覚大師が鳥海山に住む悪鬼を鎮めた際、一丈六尺の立木観音を自ら刻んで蔵王権現に安置し、あわせて陵王・納曽利の面と獅子頭を作って舞楽を奉納したと伝わる。この舞楽が今日まで伝えられている延年チョウクライロ舞の起こりとされる。