由緒
賀茂川と高野川が合流する三角洲の地は、古代から「水の恵みと自然の力が集まる聖地」として崇められてきた。社伝では崇神天皇7年に現在地へ遷座したとされるが、それ以前から賀茂氏の祖神が祀られていたとされる。境内の「糺の森」は平安時代以前の植生をほぼそのまま残す原生林であり、王朝文学の舞台として多くの歌に詠まれてきた。5月の「葵祭」は平安絵巻そのままの行列が都大路を行き来する国の重要無形民俗文化財で、その起源は天変地異が続いた欽明天皇の御代に「賀茂の祭りを行え」という神託に従って始まったとされる。