由緒
創建年代は不詳。かつて隠岐国府が置かれた地の近くに鎮座する『延喜式』神名帳記載の式内社で、隠岐国の総社とされる。主祭神の玉若酢命は隠岐の開拓に関わった地方神と伝えられる。宮司は大国主神の後裔と伝わる億岐家が代々務め、同家に伝世する隠岐国駅鈴・隠伎倉印や億岐家住宅は国の重要文化財。本殿は寛政5年(1793)の造営で、正面に茅葺の切妻屋根を見せる隠岐特有の「隠岐造」といわれる形式をもち、随神門とともに平成4年(1992)に国の重要文化財に指定された。参道にそびえる八百杉は樹齢約2000年と伝えられる巨木で、八百比丘尼が植えたという伝説から名づけられ、昭和4年(1929)に国の天然記念物に指定されている。毎年6月5日の御霊会風流では隠岐各地から神馬が参集する馬入れ神事が行われる。