由緒
奈良県吉野郡下市町の立石に鎮座する、立石の産土神。下市町の資料によれば、『神社記』の天保3年(1832)6月の調査には、当社の祭神は雨の神として祀られる氏神であり「竜王宮社」と名づけられていたと記され、その後に石神社を合祀して「海神社」と称するようになったと伝えられる。もとは下立石の垣内にあった八大竜王と、上立石字石神にあった石神の二社を合わせ祀ったもので、本殿に向かって右が八大竜王、左が石神であると地元では伝えている。社前の右側には稲荷神社も合祀されている。山上に鎮座する旧村社で、水の神・雨の神への信仰が集落の暮らしと結びついてきた神社である。