由緒
戊辰戦争で命を落とした明治新政府側の戦没者を「国のために斃れた人々」として慰霊したいという明治天皇の意志により、明治2年(1869年)に東京招魂社として創建された。招魂社から靖国神社へと改称された明治12年以降、日清・日露戦争、そして太平洋戦争に至るまで約246万6千余柱の御霊が合祀されてきた。遊就館に収蔵された遺品や手紙からは、戦地に散った若者たちの内面が伝わり、時代を問わず多くの参拝者の涙を誘う。戦後の外交問題と慰霊の場という二つの性格が交錯するこの神社の存在は、日本が向き合い続ける歴史的課題を体現している。