由緒
和銅2年(709)、伊予国の大山祇神社から大山積命の分霊を勧請して創建されたと伝わる古社で、標高約1100メートルの山住峠の頂に鎮座する、遠州で最も高所にある神社。古くから山犬(狼)を神使とする山犬信仰で知られ、狛犬も山犬の姿をしている。元亀3年(1572)、武田勢に追われた徳川家康が当地へ逃げ込んだ際、山犬が一斉に吠えて武田勢を退けたと伝わり、家康は翌天正元年(1573)に再び参詣して二振りの刀剣を奉納したとされる。境内には推定樹齢1200年余の二本の大杉がそびえ、静岡県指定天然記念物となっている。明治5年(1872)に現在の社名に改められた。旧社格は県社。