由緒
社伝では、聖武天皇の天平年間(729〜749)の創建と伝えられる古社。もとは駿河国に飽波神社として鎮座し、のちに遠江国へ移され、さらに当地へ遷されたと伝わる。主祭神は火之迦具土大神で、天照大神・素戔嗚尊・市杵島姫命・菅原道真ら十数柱を併せ祀る。江戸時代には指扇村三千石を知行した旗本山之内家が陣屋を当地に置き、守護神として三代にわたり崇敬した。慶安年間(1648〜1652)の頃から霊験の評判が高まり、火防・盗賊除け・病気平癒の神として関東一円の崇敬を集め、社号標には「火産霊神 関東総本社秋葉神社」と刻まれる。現在の本殿は寛文元年(1661)の建立で、八棟三手先造りの屋根と、四面を埋め尽くす豪壮な彫刻を備える。春秋の例祭には関東各地から参拝者が訪れる。