由緒
船橋市北部の古和釜町に鎮座する神社。古い伝承では平安時代の大同2年(807年)にはすでに社が営まれていたとされ、地元では「八王子さま」と呼ばれて土地の氏神として敬われてきた。祭神は天之忍穂耳尊・天照大神・豊受姫尊・猿田彦尊・倉稲魂尊の五柱で、それぞれ国家安泰、産業振興、商売繁盛などの神徳があるとされる。千葉県の無形民俗文化財に指定される「七年祭り」に加わる神社の一つで、六年に一度、丑年と未年に大神輿を船橋市三山の二宮神社へ渡御させる。当社は祭りのなかで末子の役どころを務め、およそ500年続くこの神事を氏子や崇敬者が支えてきた。境内の社叢は千葉県の郷土環境保全地域に指定されており、市街化が進んだ地域に残る貴重な緑となっている。