由緒
薩摩国一宮。社伝では創祀は遠く神代に遡るとされ、『日本三代実録』には貞観2年(860年)に薩摩国従五位下開聞神として記載がある。主祭神は大日孁貴命で、あわせて計9柱を祀る。開聞岳の北麓に鎮座し、古くから交通・航海の安全と漁業の守護神として崇敬を集めた。中世以降は島津氏歴代藩主の信仰を受けて社殿の修理・再建がたびたび行われ、琉球王からも航海安全の神徳に対して奉謝が寄せられたと伝える。明治4年に国幣小社に列格した。地元では「オカイモンサン」の愛称で親しまれている。社宝の松梅蒔絵櫛笥は国の重要文化財で、1月頃と5月頃の年2回、1か月程度公開される。本殿は鹿児島県の重要文化財に指定されている。