由緒
創建年代は不詳だが、古くからさまざまな社号で呼ばれてきた古社で、現在も14枚の棟札が伝わる。祭神の大宜都比売命は五穀をつかさどる神で、伊勢国丹生の郷から阿波国に渡って国土を経営し、この地一帯に粟を蒔き広めたと伝えられる。「大粟」という社名も、鎮座地である神山町神領という地名も、この粟作の伝承に結びついている。神社は大粟山に鎮座し、道の駅「温泉の里神山」からもごく近い。秋祭りでは神輿とだんじりが繰り出し、初日に神山温泉に隣接する八幡神社まで渡御して、翌日に八幡神社を発って地区を巡り大粟神社へ帰る。これは大宜都比売命が八幡神社の彦火火出見神に会いに行くという言い伝えにちなむ神事とされている。