由緒
甲斐国二宮として崇敬されてきた古社で、笛吹市御坂町二之宮に鎮座する。祭神は大物主命。『甲斐国志』などが伝える社伝によれば、景行天皇の御代、日本武尊の東征に際して大和国の大神神社から勧請し、甲斐国造・塩海足尼が祭主となって祀ったのが始まりという。文献上の初見は『日本三代実録』貞観5年(863年)の記事で、神階を授けられたことが見え、国史見在社に数えられる。一条天皇の時代に甲斐国二之宮の号を受け、一宮の浅間神社、三宮の玉諸神社とともに甲斐国の水防の祭儀を担った。戦国期には武田氏の崇敬を受けている。旧社格は県社。平安時代の作とされる木造大物主神立像は国の重要文化財、室町期から伝わる太々神楽は山梨県指定の無形民俗文化財となっている。