由緒
岐阜市長良に鎮座する天満宮で、菅原道真を祀る。社伝によれば、承久年間に京都の北面の武士から美濃国の目代に任じられた斎藤帯刀左衛門尉親頼を祖とする斎藤氏が、崇敬していた京都・北野天満宮の神霊を氏神として勧請したのが始まりで、およそ800年前にさかのぼるという。寛正年間(1460〜1466)に斎藤利藤が本殿を造営し、天正16年(1588)には池田輝政が社壇を築いて寄進した。慶長年間の社殿再建後も修復と造替が重ねられ、現在の本殿は享和元年(1801)、拝殿は嘉永5年(1852)の建築である。江戸時代に長良が尾張藩領となると歴代藩主や支藩・高須藩主の崇敬を受け、長良三郷の惣社として庶民の信仰も集めた。約4,500坪の広い境内には、道真ゆかりの梅をはじめ多くの樹木が茂る。