由緒
住吉大社は神功皇后摂政11年(西暦211年)の創建と伝わる。神功皇后が新羅遠征からの帰途、住吉大神の加護によって無事に凱旋を果たしたとされ、その神託によって現在地に鎮座したという。底筒男命・中筒男命・表筒男命の住吉三神をそれぞれ第一・第二・第三本宮に、神功皇后(息長足姫命)を第四本宮に祀り、四棟の本殿はいずれも国宝に指定されている。延喜式では名神大社に列し、明治以降は官幣大社として遇された、全国におよそ2300社ある住吉神社の総本社である。平安時代には後白河上皇や西行法師らが参詣し、戦国期には織田信長が社家に宿泊、豊臣秀吉も崇敬したと伝わるなど、時代を超えて武家・朝廷双方から篤い信仰を集めてきた。江戸時代の大坂冬の陣では徳川家康が神主宅を本陣としたとも伝えられる。創建以来、原則20年ごとに社殿を造り替える式年遷宮の伝統が受け継がれ、2011年には御鎮座1800年を記念する大祭が営まれた。