由緒
伊弉諾命と伊弉册命という日本を産み出した「神の父母」を祀るこの神社は、「長寿と縁結びの神」として古くから「多賀まいり」が広まった。江戸時代には「お伊勢参り」に次いで「お多賀さん詣り」が流行し、「お伊勢へ七たび、熊野へ三たび、お多賀さんへは月参り」という俚諺まで生まれた。豊臣秀吉はその母・大政所が病の床についた際、「母の病気が癒えれば一万石を神社に寄進する」と約束して祈願し、快癒の後に実際に一万石の米を寄進したとされ、その故事に由来する「お多賀さんのしゃもじ」(病気快癒の縁起物)は今も授与品として知られる。