由緒
創建年代は不詳だが、往古より皇室の崇敬が篤く、景行天皇や仲哀天皇の親拝が伝えられる古社である。平安時代の延長5年(927年)に成立した『延喜式』神名帳に名を載せる式内社で、伊予国伊予郡の古社に数えられる。主祭神の高忍日賣大神は、産婆(助産師)と乳母の祖神として全国で唯一祀られる神とされ、難産に際して助産にあたったという独自の伝承が残る。江戸時代には松山藩の祈祷所とされ、藩主の信仰を集めた。現在も安産・子授けの信仰を集め、3月8日の安産福運大祭では助産師の特別祈願が行われるなど、地域の産育信仰の中心であり続けている。