由緒
熊本県八代市妙見町に鎮座し、「妙見宮」の名で親しまれる。社伝によれば妙見神は680年(白鳳9年)の秋、中国の明州から亀蛇(きだ)の背に乗って海を渡り、八代郡竹原津に上陸したと伝えられる。その後、益城郡の千代松峯を経て758年に八代郡横嶽の嶺へ移って上宮が開かれ、795年に桓武天皇の勅願で上宮の社殿が、1160年に二条天皇の勅願で中宮が、1186年に後鳥羽天皇の勅願で下宮が創建されたという。信仰は北極星と北斗七星を仰ぐ星辰信仰に発し、のちに天之御中主神・国常立尊と習合した。1622年には加藤氏により殿宇が造営され、明治初年の神仏分離で白木山神宮寺の十五坊が廃されて八代神社となった。