由緒
創祀年代は不詳。社伝では往古より水の神である彌都波能賣神を祀り、天平13年(741年)に阿波国那賀郡から波爾山比賣命を勧請したと伝える。『延喜式神名帳』に載る式内社で、木津荘の惣社として崇敬され、古くは土生大明神とも称された。現在の本殿は元和10年(寛永元年・1624年)の建立とされる大規模な三間社流造で、古式をよく残す新旭町最古の建築として知られる。明治初年の廃仏毀釈の際には高嶋神威隊の急進派によって多くの社宝が失われ、のちに旧郷社に列した。旧饗庭村と旧新儀村の一部を合わせた17地区の氏神として祀られている。平成30年(2018年)の台風では御神木が倒れて本殿が被害を受けたが、令和4年(2022年)春に復興を果たした。