由緒
鳥海山大物忌神社は、鳥海山の山頂に鎮座する御本社と、麓の吹浦・蕨岡にそれぞれ鎮座する口ノ宮の三社を合わせた出羽国一宮である。社伝では欽明天皇25年(564)の創祀と伝えられ、貞観4年(862)に官社に列し、延喜式神名帳には名神大社として記載された古社である。もとは山頂の本社と麓の二つの口ノ宮がそれぞれ独立して信仰されてきたが、昭和30年(1955)に三社を総称して現在の社号となった。山頂の御本殿は伊勢神宮と同様に20年ごとに建て替える式年造営の制を伝えており、現在の御本殿は平成29年(2017)に造営されたもの。平成20年(2008)には山頂本殿から口ノ宮に至る広範な境内が国の史跡に指定されている。