由緒
羽黒山・月山とともに出羽三山と総称される湯殿山の本宮で、出羽三山の奥宮とされる。標高約1,500mの湯殿山中腹、仙人沢の霊域に鎮座し、社殿を持たず、温泉が湧き出す茶褐色の巨大な霊巌そのものを御神体とする。祭神は大山祇神・大己貴命・少彦名命。古来「語るなかれ、聞くなかれ」と戒められた神秘の行場で、参拝者は素足になりお祓いを受けてから御神体を拝する。江戸時代には修験道の霊地として、西の伊勢参りに対し「東の奥参り」と称されて全国から参詣者を集めた。豪雪地のため開山は例年6月1日から11月初旬までに限られる。