由緒
津軽の霊峰・岩木山は古代から「神の宿る山」として畏敬され、この山を御神体とする信仰が岩木山神社の起源とされる。延暦19年(800年)、坂上田村麻呂が蝦夷平定の際に山霊に戦勝を祈願したことで社殿が建てられたとも伝わる。津軽藩主・津軽家はこの神社を藩の守護神として特別に崇敬し、元禄7年(1694年)に現在の豪華な社殿を造営した。「津軽の日光」と称される彫刻・漆塗りの社殿は、雪深い北の大地に根ざした藩主の信仰の深さを体現する。旧暦8月1日の「お山参詣」は今も白装束の参拝者が岩木山頂を目指す伝統行事として続く。