由緒
出羽三山は月山・羽黒山・湯殿山の総称で、その中心を成すのが羽黒山山頂の出羽三山神社である。社伝によれば、推古天皇元年(593年)、崇峻天皇の皇子・蜂子皇子が蘇我氏の政争を逃れて当地に至り、三本足の霊烏に導かれて羽黒山に登り、難行苦行の末に羽黒権現の示現を仰いだのが開山の起源と伝わる。皇子はその後、月山・湯殿山も開き、三山の神々を祀ったとされる。羽黒山頂の三神合祭殿には月山・羽黒山・湯殿山の三神が合わせ祀られ、積雪のため冬季に参拝が難しい月山・湯殿山の神々も、ここで一年を通じて拝することができる。出羽三山は古くから修験道の聖地として知られ、東北随一の霊山として篤い信仰を集めてきた。