由緒
推古天皇18年(610)の創建と伝わる古社で、延喜5年(905)制定の延喜式神名帳に摂津国の式内社として記載され、官幣社として神祇官から幣帛を供進された。主祭神は高比売神(下照姫神)、配祀神は天稚彦神。文徳天皇の綸旨以降代々の天皇の崇敬を受け、源頼朝の命を機に庶民の信仰も広まり、後宇多天皇が参籠したとも伝わる。いつしか「貴船大明神」と誤って崇められていたが、江戸時代の元文元年(1736)、幕命による考証で式内社・売布神社であることが判明し社名を改めた。衣・食・財の守護神として繊維・食料・金融業界の信仰が篤く、夫婦の神を祀ることから恋愛・結婚・就職の神としても崇敬される。境内のシイ林は市の天然記念物。