由緒
愛知県大府市長草町に鎮座し、菅原道真を祀る。明応3年(1494)に地頭・藤田民部の邸内に祀られていた道真を、村の産土神として迎えたのが創建と伝えられる。この地がかつて英比(あぐい)ノ庄に属していたことから、道真の孫にあたる菅原雅規(英比丸)も御祭神として併せ祀っている。学問の神を祀ることから合格祈願の参拝者が多い。例祭の「どぶろくまつり」は室町時代から500年以上続く神事で、藤田民部が寄進した田の収穫米でどぶろくを造り、氏子や参拝者に振る舞ったのが起源とされる。寛文8年(1668)にどぶろく酒造を再開した記録が残り、現在も境内のどぶろく酒造所で6つの酒元組が輪番で醸造している。大府市の無形民俗文化財に指定され、境内には道真の歌碑と鷽替神事之碑がある。