由緒
天暦3年(949年)、大将軍社の境内の松に一夜で七本の枝が生えたという不思議な出来事を、菅原道真公の御霊の顕現とみなした人々が社を建てたことが起源。道真公が生前に大阪の地を「西の都・難波」として重んじていたことへの追慕の思いが、大阪の天神信仰の根底にある。7月の「天神祭」は陸渡御と船渡御からなる大規模な祭で、「日本三大祭」に数えられ、数万本の奉納提灯が水面に映る幻想的な光景は千年の伝統を誇る。道真公の学識・正直さへの崇敬が「天満宮=学問の神」として受験生の信仰を集めるとともに、商都大阪の「正直な商売」の精神とも重なり合っている。