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海外の神社一覧

海外の神社には、ハワイなど日系移民の社会で建てられ今も祭祀が続く神社と、戦前に台湾・朝鮮半島・樺太・南洋群島などに建てられ1945年の敗戦後に廃絶した神社があります。各社の現存・廃絶の別と、現在の所在地をあわせて紹介しています。

海外の神社について

海外の神社は、成り立ちから大きく二つに分けられます。一つは明治以降、日本の統治下や租借地・委任統治領となった台湾・朝鮮半島・樺太・関東州・南洋群島や、満洲国などに、政府や現地に住む日本人が建てた神社です。朝鮮神宮や台湾神宮のような官幣大社をはじめ数多く建てられましたが、1945年の敗戦後に廃絶しました。朝鮮神宮の跡地は、現在は南山公園になっています。

もう一つは、ハワイや南北アメリカなど日本の統治が及ばない地域で、日系移民の社会で建てられた神社です。ハワイ出雲大社のように、日米開戦で活動を止められ財産を没収されたのち、戦後の法廷闘争を経て社殿を取り戻した神社もあります。このほか近年は、サンマリノ神社のように日本との友好をきっかけに新しく建てられた神社もあり、海外の神社の姿は時代ごとに変わってきました。

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海外の神社一覧

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中国開運

大連神社

だいれんじんじゃ

明治40年(1907年)10月1日、関東州大連市に日本人居留民の総氏神として創建された神社。昭和19年(1944年)に旅順へ官幣大社関東神宮が鎮座するまでは、関東州における中心的な神社として広く崇敬を集めた。昭和20年8月の終戦とソ連軍の進攻を受け、昭和22年(1947年)3月、元宮司の水野久直が御神体と神宝を日本へ持ち帰り、福岡市の筥崎宮に仮奉安した。その後、水野が山口県下関市の赤間神宮宮司に就任したことから、昭和28年(1953年)5月に同社の神苑へ小祠を建てて御神体を遷した。やがて伊勢神宮の式年遷宮に際して古殿一棟を賜り、造営事業を始めて神域を拡張。さらに昭和55年(1980年)、貝島太市より日の本神社の社殿を譲り受け、関門海峡を望む現在地へ永代鎮座した。

所在地
山口県下関市阿弥陀寺町4-1(赤間神宮境内)
御祭神
天照皇大神、大国主大神
アメリカ開運

ハワイ石鎚神社

はわいいしずちじんじゃ

愛媛県西条市の石鎚神社の石土毘古神を祭神として、大正2年(1913年)2月17日に創祀されたと伝えられます。大正6年(1917年)10月22日にはハワイの神社として初めてハワイ県政府から非営利法人の認可を受け、同年11月24日にホノルル市サウス・キング通りの現在地へ遷座しました。昭和2年(1927年)に木村富次が2代宮司となりホノルル神道連盟に加盟。昭和16年(1941年)12月の太平洋戦争開戦にともない木村宮司はFBIと憲兵隊に拘束されてアメリカ本土へ移送され、敵国財産管理局に接収された社殿は昭和29年(1954年)5月に返還されて祭祀が再開されました。昭和35年(1960年)には1階ホールに葵幼稚園を開設(昭和56年閉鎖)、昭和38年(1963年)には広島から宮大工を招いて本格的な社殿を建築し、昭和40年(1965年)には加藤神社を合祀して加藤清正公を相殿に祀っています。

所在地
2020 S. King St., Honolulu, Hawaii, USA(アメリカ合衆国ハワイ州ホノルル市サウス・キング通り2020番地)
御祭神
石鎚毘古命、加藤清正公
サンマリノ開運家内安全

サンマリノ神社

さんまりのじんじゃ

サンマリノ共和国セラヴァッレのポデーレ・レジニャーノに鎮座する、ヨーロッパで初めて本格的に建立された神社。2011年の東日本大震災に心を痛めた駐日サンマリノ共和国特命全権大使マンリオ・カデロ氏の発案により建設が進められ、平成26年(2014)6月22日に東京大神宮の権宮司によって鎮座祭が斎行された。御祭神は伊勢神宮と同じ天照大御神で、世界平和と縁結びの神として祀られている。本殿は伊勢神宮と同じ神明造で、一部に伊勢神宮の古材が用いられ、日本で組まれた社殿を船で運んで現地で建て起こした。狛犬は靖国神社のものを写したレプリカで、愛知県岡崎市で製作されている。2024年には創建10年の記念式典が行われた。

所在地
サンマリノ セラヴァッレ
御祭神
天照皇大神
系統
伊勢・神明
台湾開運

高士神社

くすくすじんじゃ

台湾南部、パイワン族の集落である高士村に鎮座します。日本統治時代の1939年(昭和14年)、当時の高雄州恒春郡蕃地クスクス社に祠として鎮座したのが始まりで、天照皇大神を祀り集落の人々の信仰を集めました。戦時中には出征する若者の武運を祈る場ともなっています。戦後は社殿が失われて廃絶しましたが、2015年に日本の神職の尽力によって社殿が再建され、翌2016年には鳥居が奉納されました。2018年には台湾人として初めて神職の資格を得た人物が例祭を執り行い、地元の人々の手で祭祀が続けられています。現在は高士佛の戦没者の霊を祀る社として、集落の住民と日本からの参拝者に守られています。白い鳥居が山の斜面に立つ景観で知られます。

所在地
台湾 屏東県牡丹郷高士村
御祭神
天照皇大神、高士佛戦没之霊神

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