由緒
大阪湾を西に望む高師浜の松林に鎮座する式内社で、旧郷社。創建の年代は詳らかでないが、白雉元年(650年)の鎮座と伝えられ、平安時代の『延喜式』神名帳にも「高石神社」の名が記される古社である。古くは天神の社と呼ばれていた。祭神は少彦名命に天照大神と熊野坐神を合わせ祀る。鎮座地の高師浜は万葉の時代から白砂青松の景勝地として和歌に詠まれてきた土地で、境内には往時の面影を残す松林が広がり、百人一首の歌碑も置かれている。紀州街道が近くを通ることから熊野詣との関わりも深く、境内には熊野権現の御拝所が残る。海に生きる人々の信仰も篤く、船乗りが航海の願解きに相撲を奉納する慣わしがあったと伝わる。