病気平癒は、現在抱える病気・怪我・手術後の回復を願うご利益。健康祈願が「これからも健康でいたい」という予防的な祈りなのに対し、病気平癒は「今の苦しみから救ってください」という切実な祈りです。本人が参拝できない場合は家族・親族が代理で祈祷を受けることができます。
医薬の神と病気平癒信仰
日本神話で少彦名神は大国主命と共に国土を造りながら「薬草・温泉・医術」を人々に授けたとされます。道修町(大阪)の少彦名神社は江戸時代の薬問屋街に創建され、今も製薬会社が多く集まる「薬の神様」の総本社として知られます。奈良の大神神社(三輪山の神・大物主)も病気平癒で古来から篤い信仰を集め、境内の「薬井戸」の水が治癒力を持つと伝わります。
代表的な病気平癒神社
大阪: 少彦名神社(道修町・薬業の神社)、安倍晴明神社(病気祓い) 東京: 五條天神社(上野・少彦名神)、花園神社(病気平癒) 奈良: 大神神社(三輪山の神・薬井戸)、長谷寺(十一面観音・病気平癒) 京都: 護王神社(足腰)、市比賣神社(婦人病)
病名別・部位別の専門祈願
近年は「眼病平癒」「足腰祈願」「癌平癒」など専門的な病気平癒を受け付ける神社も増えています。 眼病: 目の神様を祀る神社(三峯神社・竈門神社など) 足腰: 護王神社(京都)、荒立神社(宮崎) 婦人病: 市比賣神社(京都)、貴船神社 心の病: 菅原天満宮・産土神への祈り