八坂信仰の神社
素戔嗚尊を主祭神とする祇園信仰。
八坂信仰で有名な神社
有名神社を中心に、大社・一宮・総鎮守など比較の起点にしやすい神社をまとめます。
八坂神社
八坂神社は素戔嗚尊・櫛稲田姫命を祀る神社。厄除け・疫病退散のご利益で知られ、656年(伝承)に創建された由緒ある神社です。
- 所在地
- 京都府京都市東山区祇園町北側625
- 御祭神
- 素戔嗚尊、奇稲田姫命
- 系統
- 八坂
諏訪大社
諏訪大社は、諏訪湖を挟んで鎮座する上社本宮・上社前宮、下社春宮・下社秋宮の四宮からなる信濃国一宮である。『古事記』の国譲り神話において、出雲から信濃へと移り住んだ建御名方神が国を治めたことに由来すると伝わり、御鎮座の正確な時期は不明ながら千五百年から二千年前に遡るとされ、日本最古級の神社の一つに数えられる。持統天皇5年(691年)には朝廷から勅使が遣わされ、国家安全と五穀豊穣が祈願された記録が残る。鎌倉時代の源頼朝、戦国時代の武田信玄をはじめ、武運長久を願う武将たちから篤く崇敬され、江戸幕府の歴代将軍も社領を寄進するなど、時代を超えて信仰を集めてきた。
- 所在地
- 長野県の諏訪湖周辺に4宮(各項参照)
- 御祭神
- 建御名方神、八坂刀売神
- 系統
- 諏訪
赤坂氷川神社
赤坂氷川神社は東京都港区赤坂に鎮座する、厄除・縁結びの信仰が篤い氷川信仰の古社。徳川吉宗が造営した社殿が震災・戦災を免れて残り、東京十社の一社にも数えられます。
- 所在地
- 東京都港区赤坂6-10-12
- 御祭神
- 素盞嗚尊、奇稲田姫命
- 系統
- 氷川
麻布氷川神社
麻布氷川神社は東京都港区元麻布に鎮座する麻布総鎮守。素盞嗚尊・日本武尊を祀り、勝運・来福・仕事運・厄除開運の信仰を集める氷川信仰の社です。
- 所在地
- 東京都港区元麻布1-4-23
- 御祭神
- 素盞嗚尊、日本武尊
- 系統
- 氷川
小野神社
武蔵国一之宮を称する古社で、公式サイトの由緒では安寧天皇18年2月の鎮座と伝える。主祭神は武蔵国開拓の祖神である天下春大神、瀬織津比咩大神、稲倉魂大神の三柱。元慶8年(884年)に正五位上の神階を授けられ、延喜式神名帳には武蔵国八座の一社として載る。国府の近くにあったことから国司や住民の崇敬が篤く、総社六所宮創建の際には東殿第一の席を与えられて一之宮と称されたという。鎌倉末から戦国期にかけて戦乱と多摩川の洪水で荒廃したが、棟札によれば慶長14年(1609年)に徳川二代将軍によって造営再興された。明治の神仏分離で文珠菩薩を移座し郷社に列格。大正15年の失火で社殿を焼失したが昭和2年に本殿・拝殿を再建し、昭和39年に随身門、昭和49年に末社の再建を終えている。
- 所在地
- 東京都多摩市一ノ宮1丁目18-8
- 御祭神
- 天下春命、瀬織津比咩命
- 系統
- 稲荷
八坂信仰の神社一覧
60件中1-20件を表示しています。
須佐之男神社
鎮座した年代は明らかでないが、慶長年間(1596〜1615)にはすでに社があったと記録され、明治維新までは牛頭天王社と称していた。境内地は年貢を免除された除地であったと伝わる。主祭神の須佐之男命は祓いを司る神として、家内安全のほか疫病や方位にまつわる災厄を祓う神として広く信仰を集めてきた。相殿には天照皇大神と建御名方神を祀る。古くは土師氏の祖とされる野見宿禰の後裔がこの地に移り住んだと伝えられ、その縁故から子爵の五條為栄が参拝して自ら若松を植え、変わらぬ契りを記した碑が境内に残されている。阪神本線の香櫨園駅から北西へ700mほどの西宮市郷免町に鎮座する。
- 所在地
- 兵庫県西宮市郷免町2-1
- 御祭神
- 須佐之男命、天照皇大神
- 系統
- 八坂
津嶋神社
香川県三豊市三野町、瀬戸内海に浮かぶ小島(津島)に鎮座し、素戔嗚命を祀る。お椀を伏せたような岩島は古くは「ねずみ島」と呼ばれ、その上に銅板葺の本殿が建つ。三豊市によれば宝永3年(1706年)に富山安兵衛が社殿を造営したと伝えられ、眺望の良さから浮世絵師二代安藤広重の絵にも描かれた。社に伝わる話では、ねずみ島の沖で美しい声で歌う女が巫女に「我は海中に住める神、名は津島神」と託宣し、里人が鳥居を建てて島を祀ったのが起こりとされる。牛馬が疫病で多く倒れた年にこの里だけ被害がなかったことから江戸時代は牛馬の神として信仰され、大正時代中頃からは流行り病から子どもを守る神として参拝が広がり、現在は「子どもの守り神」として全国から家族連れが訪れる。昭和8年(1933年)に当時の大見村長・倉田彌治郎が発起人となって津島橋が架けられ、昭和27年(1952年)に社名を「津島神社」から「津嶋神社」に改めた。
- 所在地
- 香川県三豊市三野町大見甲6816番地2
- 御祭神
- 素戔嗚命
- 系統
- 八坂
調神社
さいたま市浦和区岸町に鎮座し、地元では「つきのみや」と親しまれる。社伝『調宮縁起』によれば第10代崇神天皇の勅命による創建と伝わり、伊勢神宮へ納める調(貢)物の初穂を収めた倉庫群の中に造営されたため、貢物の搬出入の妨げとなる鳥居を設けないとされる。確かな文献では延喜5年(905年)に編纂が命じられた『延喜式神名帳』に武蔵国四十四座の一社として記載される。御祭神は天照大御神・豊宇気姫命・素盞嗚尊。「調(つき)」が「月」と同じ読みであることから、月の動物とされた兎が神使とされ、中世の月待信仰と結びついて江戸時代には月読社とも呼ばれた。南北朝期の延元2年(1337年)に足利尊氏の命で一色範行が荒廃した社殿を復興し、天正18年(1590年)の小田原兵乱で再び焼失したが徳川家康の関東入部後に再建された。現社殿は安政6年(1859年)竣工の総欅権現造である。
- 所在地
- 埼玉県さいたま市浦和区岸町3-17-25
- 御祭神
- 天照大御神、豊宇気姫命
- 系統
- 八坂
須佐之男命神社
大阪府に鎮座する八坂系の神社です。御祭神は須佐之男命、天児屋根命、事代主命。厄除け・病気平癒・開運のご利益で知られます。
- 所在地
- 大阪府摂津市千里丘3丁目15-15
- 御祭神
- 須佐之男命、天児屋根命
- 系統
- 八坂
須佐神社
神戸川の上流に鎮座する延喜式内社で、『出雲国風土記』にも記される古社。社伝では、須佐之男命が諸国を巡ったのち「この国は小さいけれどよい国だから、自分の名は木や石ではなくこの土地につけよう」と告げて自ら御魂を鎮め置いた霊蹟とされ、須佐の地名の由来になったと伝えられる。古くから朝廷や武将の崇敬を集め、中世から近世にかけては「須佐大宮」「出雲大宮」「十三所大明神」などと称えられ、松江藩松平家の時代には「国主守護之社」として祀られた。明治5年(1872)に郷社、翌明治6年(1873)に県社へ昇格し、明治32年(1899)には国幣小社に位置づけられ、戦後は別表神社となって現在に至る。本殿は島根県指定文化財。宮司家は代々須佐国造家が継承しており、境内には七不思議と呼ばれる伝承や、大杉と親しまれる御神木が伝わる。
- 所在地
- 島根県出雲市佐田町須佐730
- 御祭神
- 須佐之男命
- 系統
- 出雲
品川神社
文治3年(1187)、源頼朝が安房国の洲崎明神から天比理乃咩命を勧請し、海上交通の安全と祈願成就を祈ったのが創始と伝えられる。元応元年(1319)に二階堂道蘊が宇賀之売命を、文明10年(1478)に太田道灌が素盞嗚尊を合わせ祀り、現在の三柱となった。慶長5年(1600)には徳川家康が関ヶ原の戦いに出陣する前に参拝して戦勝を祈願し、寛永14年(1637)に徳川家光が東海寺を建立した際には当社がその鎮守と定められて幕府の厚い庇護を受けた。明治元年(1868)には明治天皇の思召により准勅祭社の一社に定められ、現在は東京十社のひとつに数えられる。社殿は元禄7年と嘉永3年の焼失後、いずれも時の将軍の命で再建され、昭和39年(1964)に現在の社殿が再建。令和2年(2020)には天皇陛下の御即位を奉祝して社殿の修復が行われた。
- 所在地
- 東京都品川区北品川三丁目7番15号
- 御祭神
- 天比理乃咩命、素盞嗚尊
- 系統
- 八坂
大津神社
大阪府羽曳野市高鷲に鎮座し、素盞嗚尊・奇稲田姫命・天日鷲命を祀る。延長5年(927)にまとめられた『延喜式』に「大津神社」と明記された式内社で、「丹下の郷の大宮」「河内の大宮」と称えられた。応神天皇の頃、難波と大和を結ぶ要路にあたるこの地には渡来系の葛井氏・船氏・津氏が勢力を張っており、そのうち津氏一族がこの地を「大宮山」と称して守護神を奉斎したのが創祀と伝えられる。津氏が朝廷に召されて大和へ移った後は、周辺九か村の氏神として受け継がれた。仏教の隆盛に伴い本地垂迹説に基づいて「午頭天王社」と称し、宮寺・大宮山南之坊が置かれて神仏混淆となり、「北宮の午頭さん」と親しまれた。明治5年(1872)に村社に列格して大津神社に復し、現在は羽曳野市西部・南西部の氏神として信仰されている。配祀神は大山咋命と菅原道真公。
- 所在地
- 大阪府羽曳野市高鷲8丁目1-2
- 御祭神
- 素盞嗚尊、奇稻田姫命
- 系統
- 八坂
金子神社
埼玉県に鎮座する八坂系の神社です。御祭神は素盞嗚尊。厄除け・病気平癒のご利益で知られます。
- 所在地
- 埼玉県入間市西三ツ木23
- 御祭神
- 素盞嗚尊
- 系統
- 八坂
鶴見神社
創建は推古天皇の御代(7世紀初め)と伝えられ、横浜・川崎間で最も古い社とされる。往古は杉山大明神と称し、植林や成長を司り子どもを守護する神として五十猛命を祀ってきた。相殿の天王宮には素盞鳴尊(牛頭天王)を祀り、安全守護・厄除けの神として信仰されている。『続日本後紀』の承和5年(838年)条には、武蔵国都筑郡の杉山神社が霊験によって官幣にあずかったとの記事があり、古代からの由緒をうかがわせる。昭和37年(1962年)には境内から弥生時代後期から古墳時代を中心とする土師器などの祭祀遺物が出土し、平成20年(2008年)には貝層も見つかって横浜市の史跡に指定された。大正9年(1920年)に社名を鶴見神社と改めている。
- 所在地
- 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央1-14-1
- 御祭神
- 五十猛命、素戔嗚尊
- 系統
- 八坂
龍尾神社
掛川城の北東(鬼門)にあたる龍尾山に鎮座する古社で、古くは龍尾山牛頭天王と称した。延喜式内社「真草神社」を当社とする言い伝えもあるが定かではない。鎮座の創始は不明ながら、宝治2年(1248年)に時の地頭職・忍十郎義広が記した『遠江国旧社詣』のなかに当社を詠んだ歌があり、この時すでに龍尾山に鎮座していたことがわかる。永正2年(1505年)の掛川城築城にあたっては、城内の龍頭山に鎮座していた神社も龍尾山へ遷して合祀し、以後は別当寺として神宮寺が建立された。掛川城の守護神として山内一豊をはじめ歴代城主の崇敬を集め、現在も厄除開運に霊験あらたかな社として知られる。主祭神は素盞嗚尊。
- 所在地
- 静岡県掛川市下西郷84番地
- 御祭神
- 素盞嗚尊(かつては牛頭天王)、櫛稲田姫尊
- 系統
- 八坂
大笹原神社
滋賀県野洲市大篠原に鎮座する旧郷社。創建年代は明らかでないが平安時代中期と伝え、寛和2年(986年)に越智諸実が社殿を再建して社領を寄進したという。現在の本殿は室町時代中期の応永21年(1414年)の建立で、六角氏の家臣で岩倉城主の馬淵定信を願主として再建されたと伝わる。桁行三間・梁間三間、一重の入母屋造、向拝一間、檜皮葺。彩色を施さない素木造だが、欄間や戸の意匠、各所に配された彫刻の手法が優れ、東山文化の装飾性をよく伝えている。小規模ながら中世の神社建築として屈指の傑作と評価され、明治34年(1901年)に重要文化財、昭和36年(1961年)に国宝に指定された。参道を進むと左手に拝殿、その右手に寄倍の池、奥に本殿と境内社の篠原神社本殿が並ぶ。良質のもち米を産する土地柄にちなみ、鏡餅の起源を祀るという「餅の宮」も境内にある。
- 所在地
- 滋賀県野洲市大篠原2375
- 御祭神
- 速須佐之男命、稲田姫命
- 系統
- 八坂
小野神社
武蔵国一之宮を称する古社で、公式サイトの由緒では安寧天皇18年2月の鎮座と伝える。主祭神は武蔵国開拓の祖神である天下春大神、瀬織津比咩大神、稲倉魂大神の三柱。元慶8年(884年)に正五位上の神階を授けられ、延喜式神名帳には武蔵国八座の一社として載る。国府の近くにあったことから国司や住民の崇敬が篤く、総社六所宮創建の際には東殿第一の席を与えられて一之宮と称されたという。鎌倉末から戦国期にかけて戦乱と多摩川の洪水で荒廃したが、棟札によれば慶長14年(1609年)に徳川二代将軍によって造営再興された。明治の神仏分離で文珠菩薩を移座し郷社に列格。大正15年の失火で社殿を焼失したが昭和2年に本殿・拝殿を再建し、昭和39年に随身門、昭和49年に末社の再建を終えている。
- 所在地
- 東京都多摩市一ノ宮1丁目18-8
- 御祭神
- 天下春命、瀬織津比咩命
- 系統
- 稲荷
矢作神社
社名は日本武尊の東征伝説に由来する。尊が賊退治の矢を求めた際、一匹の蝶が人の姿となって矢作川の中州に生える竹を採ってきて、矢作部がその竹で一夜のうちに一万本の矢を作り献じたと伝えられ、境内には「矢竹」と日本武尊の像が祀られている。江戸時代には幕府直営で行われた矢作橋の掛け替え工事の完成を記念する絵馬が奉納されており、宝暦12年(1762)や天明元年(1781)奉納の絵馬を含む「矢作神社絵馬群」12点が岡崎市指定有形民俗文化財となっている。約300年続くと伝わる大祭は、五穀豊穣などを願う行事として今も受け継がれている。
- 所在地
- 愛知県岡崎市矢作町字宝珠庵1
- 御祭神
- 素盞嗚尊、豊受大神
- 系統
- 稲荷
佐太神社
『出雲国風土記』に「佐太御子社」、『延喜式』神名帳に「佐陁大社」と記される古社で、出雲国二宮、また出雲国三大社の一つに数えられてきました。主祭神の佐太御子大神は出雲国で最も尊いとされる四大神の一柱で、猿田彦大神と同神とされます。大社造の社殿が三殿並び立つ姿が特徴で、北殿に天照大神、南殿に素盞嗚尊を祀ります。中世には伊弉冉尊の陵墓と伝わる比婆山の神を遷し祀ったとされ、旧暦10月に母神をしのんで八百万の神々が集うという信仰から「神在の社」とも称されてきました。最盛期には神領7千貫、神職224人を擁し、年間70余度の祭礼を行ったと伝えます。江戸時代は出雲10郡のうち3郡半の神社を統べる「佐陀触下」の中心として藩主の崇敬を受けましたが、明治3年の触下制度廃止で衰退し、昭和3年に国幣小社に列せられて復興しました。
- 所在地
- 島根県松江市鹿島町佐陀宮内73
- 御祭神
- 正殿:佐太御子大神、北殿:天照大神
- 系統
- 八坂
大鳥神社
社伝では、元慶6年(882年)に伊賀国阿拝郡河合郷の篠山嶽から旧大原の地へ勧請され、のちに現在地へ遷されたと伝わります。神仏習合のもとで天台宗の大原山河合寺が営まれ、子院36院を擁して栄えました。中世には近江守護六角氏の崇敬を受け、河合社・河合祇園社・牛頭天王社などと呼ばれ、氏子からは今も「てんのうさん」と親しまれています。文禄4年(1595年)には花奪神事に豊臣秀吉の墨付きを得たと伝え、元禄2年(1689年)には桂昌院から修繕料が寄進されました。明治元年、旧大原荘の「大」と鳥居野の「鳥」を合わせて大鳥神社と改称。大正5年の火災で本殿を残して社殿を失いましたが、大正9年に氏子の力で復興し、拝殿など7棟が国の登録有形文化財となっています。御神体の素盞嗚命坐像は国の重要文化財です。
- 所在地
- 滋賀県甲賀市甲賀町鳥居野783
- 御祭神
- 素盞嗚尊
- 系統
- 八坂
飛鳥戸神社
延長5年(927)に完成した『延喜式』神名帳に名神大社として記載される式内社。この地は5世紀後半に百済から渡来した王族・琨伎王(昆伎王)を祖とする飛鳥戸造一族の本拠地(河内国安宿郡)で、当社はもと琨伎王を祀ったとする説がある。現在の祭神は素盞嗚命。周辺には横穴式石室をもつ飛鳥千塚古墳群や、百済の石室構造との関連が指摘される観音塚古墳が分布し、渡来系氏族との深い関わりを物語る。竹内街道沿いの飛鳥(近つ飛鳥)の集落を見下ろす丘の上に鎮座する。
- 所在地
- 大阪府羽曳野市飛鳥1023
- 御祭神
- 素盞嗚命
- 系統
- 八坂
馬路石邊神社
社伝によれば白鳳3年に建速須佐之男命を奉斎し、朱鳥元年(686)に大己貴命を合祀したことに始まる古社で、延喜式神名帳に記載される式内社。社名は古代の馬道(うまじ)郷の土豪・石邊君氏の氏神であることに由来する。中世には江州田中荘(吉身・守山など)の総鎮守「田中大明神」「田中天王社」と崇められ、鎮守の森は「天王の森」と呼ばれた。弘仁年間には嵯峨天皇の病気平癒祈願の功により神領などが寄進されたと伝わる。元亀・天正年間の野洲川周辺の戦乱で社殿や神宝を焼失し、江戸時代に再興されたが天明4年(1784)に再び火災に遭い、現社殿は文久2年(1862)の再建。明治9年に村社、明治14年に郷社に列した。祭礼では天下泰平・五穀豊穣を祈る古式踊「豊年踊」が奉納される。
- 所在地
- 滋賀県守山市吉身4丁目4-1
- 御祭神
- 建速須佐之男命、大己貴命
- 系統
- 出雲
狭野神社
延喜式神名帳に記される式内社で、素戔嗚尊・天照大神・豊受比咩命を祀る。嘉祥3年(850)に正六位上を賜ったと伝えられ、加賀藩前田家歴代藩主の崇敬が厚く、三代利常は自ら祭主として祭儀を執り行ったという。明治5年に郷社、明治32年に県社に昇格し、同年神饌幣帛料供進神社に指定された。大正13年に拝殿、昭和50年に本殿などが改築されている。境内には椎の神木がそびえ、樹齢約350年のスダジイをはじめ44科90種の植物が確認される社叢は「狭野神社社叢」として天然記念物に指定されている。
- 所在地
- 石川県能美市佐野町ノ-88-2
- 御祭神
- 素盞嗚尊ほか
- 系統
- 八坂
金鑚神社
日本武尊が東征の際に創建したと伝えられる古社。本殿を設けず、背後の御室ヶ嶽一帯を御神体として拝殿から拝む古代祭祀の形式を今に伝えており、この形式は長野の諏訪大社、奈良の大神神社と合わせて全国でも3社のみとされる。境内の多宝塔は天文3年(1534)に武蔵七党の安保弾正全隆が子孫の多幸を祈って建立したもので国指定重要文化財。参道脇の「御嶽の鏡岩」は約1億年前の断層活動で生じた岩肌で、国の特別天然記念物に指定されている。戦国時代には背後の山に御嶽城が築かれた。
- 所在地
- 埼玉県児玉郡神川町字二ノ宮750
- 御祭神
- 天照大神、素戔嗚尊
- 系統
- 八坂
広峯神社
崇神天皇の御代、およそ二千年余り前に素戔嗚尊と五十猛尊を白幣山に祀ったのが始まりと伝わる古社。天平5年(733)に唐から帰朝した吉備真備が神託を受け、翌年白幣山に社殿を建立して廣峯神社と称した。牛頭天王の総本宮とされ、京都八坂神社(祇園社)の本家「元祇園」と伝えられる。天禄3年(972)に白幣山から現在地へ本殿を遷座。中世には播磨のほか丹波・但馬・備前など広い信仰圏を持ち、農耕の神・軍神として崇敬された。江戸時代までは「広嶺山牛頭天王」と呼ばれ、明治元年の神仏分離により廣峯神社と改称。国指定重要文化財の社殿が現存する。
- 所在地
- 兵庫県姫路市広嶺山52
- 御祭神
- 素戔嗚尊、五十猛命
- 系統
- 八坂
八坂信仰に関連するご利益一覧
八坂信仰の神社一覧から、よく紐づくご利益をまとめています。