由緒
香取神宮は千葉県香取市に鎮座し、御祭神は経津主大神。出雲の国譲り神話において、天照大神の命を受けた経津主大神は武甕槌大神(鹿島神宮の御祭神)とともに出雲国に遣わされ、十握剣を突き立てて武威を示し、大国主神から葦原中国の統治権を譲り受けたと伝えられる。この神話に由来し、古くから国家鎮護の神として皇室の篤い崇敬を受け、明治以前は伊勢・鹿島とともに『神宮』の称号を持つ三社のうちの一社であった。中世以降は下総国一宮、明治以降は官幣大社に列し、昭和17年には勅祭社に治定された。全国に約400社を数える香取神社の総本社にあたり、鹿島神宮と並ぶ東国の武神信仰の中心として、家内安全や産業振興、海上守護、勝運、交通安全など多方面の信仰を集めている。