安産は、妊娠中の母子の健康と無事の出産を願うご利益。妊娠5ヶ月目(安定期入り)の戌の日に「帯祝い(腹帯を巻き始める儀式)」と安産祈願を受けるのが日本の伝統です。犬は安産で多産な動物とされることから「戌の日」が安産祈願の吉日となりました。
戌の日と帯祝いの伝統
戌の日は12日ごとに巡る十二支の「戌(いぬ)」の日。妊娠5ヶ月目に入った最初の戌の日に、白い晒(さらし)の腹帯を巻き始めるのが「帯祝い」です。腹帯はお腹を冷やさないための実用品でもあり、神社でお祓いを受けたものを巻く伝統が広まっています。水天宮(東京・安産の最有名社)や中山寺(兵庫)などは戌の日に多くの妊婦が詰めかけます。
日本三大安産神社
水天宮(東京・日本橋): 全国水天宮の総本社(福岡・久留米)の東京分社。都内最大の安産祈願所。戌の日は早朝から行列ができる 中山寺(兵庫・宝塚): 聖徳太子創建と伝わる日本最古の観音霊場。安産祈願の腹帯授与が有名 宇美八幡宮(福岡): 神功皇后が応神天皇を産んだとされる聖地。縁起木「子安の木」が知られる
安産祈願の流れ
① 妊娠5ヶ月目の戌の日を確認(体調が最優先のため戌の日にこだわらなくてもOK) ② 神社に電話・ウェブで事前確認(予約の要否・腹帯持参可否) ③ 参拝・御祈祷受付(名前・出産予定日を記入) ④ 祝詞奏上・お祓い(10〜30分) ⑤ 腹帯・お守り・絵馬などをいただく