九州の神社一覧
九州の都道府県別一覧と神社カードをまとめるページです。
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九州の神社一覧
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八幡宮神社
対馬の中心・厳原の清水山麓に鎮座する対馬国一宮の論社で、旧県社。正式な社名は「八幡宮神社」で「厳原」の地名は入らないが、他所の八幡宮と区別するため「厳原八幡宮」とも呼ばれ、楼門にかかる扁額も「八幡宮神社」と記す。社伝では、神功皇后が三韓征伐からの帰途に清水山へ行啓し、神霊の宿る山として山頂に磐境を設け、神鏡と幣帛を置いて天神地祇を祀ったのが起こりとされる。677年(天武天皇6年)、天武天皇の勅命により清水山の麓に社殿を造営して八幡神を祀ったのが創建と伝わる。上県郡の上津八幡宮(現在の海神神社)に対して当社は下津八幡宮と並び称され、戦国時代頃からは府中八幡宮と呼ばれるようになった。1871年(明治4年)に式内名神大社「和多都美神社」に比定されて改称したことがあったが、1890年(明治23年)に元の八幡宮へ戻している。1874年(明治7年)に郷社、1916年(大正5年)に県社へ昇格した。
- 所在地
- 長崎県対馬市厳原町中村字清水山645-1
- 御祭神
- 応神天皇、神功皇后
- 系統
- 八幡
波留南方神社
正式名称は南方神社で、鎮座地の地名から波留南方神社とも呼ばれる。信濃の諏訪大社の流れをくむ諏訪系の社で、地元では「お諏訪様」と通称される。社伝では、阿久根5代領主の莫祢兵衛尉成友が、旧領である薩摩国高江郷雲田に鎮座していた諏訪社を暦応年間(1338〜1342年)にこの地へ勧請したのが始まりとされ、かつて神領は1町5反に及んだという。莫祢院司系の平兼次が大願主となって長禄2年(1458年)卯月17日銘の神鏡を寄進したと伝え、『阿久根市誌』によれば再興の棟札には天文16年(1547年)の年紀が記されている。明治に社名を諏訪から南方へ改めた。旧社格は無格社。
- 所在地
- 鹿児島県阿久根市波留3096
- 御祭神
- 建御名方命
若宮神社
永暦元年(1160)、当時の領主であった阿蘇大宮司惟恭が、阿蘇の神である健磐龍命の分霊を池田村亀ノ甲の地に勧請し、領内鎮護の神として創建したと伝わる。祭神は健磐龍命・国龍命・若彦神の三柱。天正19年(1591)に小西行長の兵火で社殿を焼失し、長い仮殿での奉斎を経て延宝6年(1678)に現在の片平の地へ遷宮・再建された。明治6年(1873)に郷社に列格。江戸時代前期の様式を残す楼門と狛犬は美里町指定文化財で、境内のイチョウは「ふるさと熊本の樹木」に登録されている。平成22年(2010)には鎮座850年を記念する式年祭が執り行われた。
- 所在地
- 熊本県下益城郡美里町馬場605
- 御祭神
- 健磐龍命、国龍命
浮島神社
長保3年(1001)、領主井王家三代の井王三郎直久が夢のお告げに従って屋敷の北を掘ったところ、黄金色の兜のような岩とともに水が湧き出して「神ノ池」となり、熊野の神を祀ったのが始まりと伝わる。正式には浮島熊野坐神社と称する。祭神は日本で最初に夫婦の契りを交わしたとされる伊邪那岐命・伊邪那美命の夫婦神で、安産・厄除け・縁結びの社として信仰を集める。どんな大雨や洪水に見舞われても社殿が水面に浮かんでいるように見えたことが「浮島」の名の由来。創建以来、井王家が42代にわたって神主を継承している。社殿を囲む池には阿蘇の伏流水が日々約13万トン湧き出し、アニメ「夏目友人帳」のオープニングに登場したことでも知られる。
- 所在地
- 熊本県上益城郡嘉島町井寺2827
- 御祭神
- イザナギの尊、イザナミの尊の夫婦神
高千穂神社
社伝では垂仁天皇の時代、約1900年前の創建と伝わる古社で、高千穂郷八十八社の総社とされる。御祭神は日向三代の皇神とその配偶神を祀る高千穂皇神と、三毛入野命をはじめとする十社大明神。本殿と鉄造狛犬一対は国の重要文化財に指定されている。古くから農産業・厄祓・縁結びの神として信仰を集め、夫婦円満のご利益でも知られる。夜には境内の神楽殿で高千穂の夜神楽が奉納されるなど、神話の里・高千穂の信仰の中心となっている。
- 所在地
- 宮崎県西臼杵郡高千穂町大字三田井字神殿1037番地
- 御祭神
- 高千穂皇神、十社大明神
甲佐神社
緑川が急峻な山間を抜けて平野が広がり始める右岸の丘陵地に鎮座する阿蘇神社の摂社で、阿蘇社の二の宮とされ、阿蘇神社・健軍神社・郡浦神社とともに「阿蘇四社(四ヶ社)」と総称される。12世紀には阿蘇本社領の末社領となり、中世以降「阿蘇家文書」にたびたび登場する。肥後の御家人・竹崎季長が元寇での奮戦を描かせた『蒙古襲来絵詞』は当社に奉納されたと伝えられる。参道には江戸時代に奉納された、灯籠を担ぐ力士像と灯籠に乗る龍という珍しい一対の灯籠が立つ。
- 所在地
- 熊本県上益城郡甲佐町上揚882
- 御祭神
- 八井耳玉命
西岡神宮
和銅6年(713)、元明天皇の御代に宇土の総鎮護として創建されたと伝わる古社。当初は春日大神と住吉大神を祀り、平安時代の1048年に八幡大神を合わせ祀って「三宮大明神」と称され、今も「三宮さん」の名で親しまれる。天正16年(1588)、キリシタン大名であった宇土城主・小西行長により社殿を焼かれたが、慶長6年(1601)に加藤清正が現在地に再興し、その後は肥後熊本藩主細川家代々の保護を受けた。明治4年(1871)に西岡神宮と改称。境内には神の宿る岩「磐座 百官石」があり、例祭で奉納される御獅子舞は熊本県指定の無形民俗文化財となっている。
- 所在地
- 熊本県宇土市神馬町694
- 御祭神
- 一之宮(春日大神)、二之宮(八幡大神)
- 系統
- 八幡
永尾神社
和銅6年(713)、元明天皇の勅願により国郡鎮護のため創建されたと伝わる古社。祭神の海童神(わだつみのかみ)が巨大なエイの背に乗ってこの地に鎮座したという伝承があり、地形がエイの尾にあたることから「永尾」の地名が生まれ、尾が剣の形であることから「剱神社」とも呼ばれる。不知火海(八代海)に面して海中に鳥居が立ち、旧暦8月1日の八朔の未明には、日本書紀にも記される怪火「不知火」が沖合に現れる地として知られる。菅原道真公・大山祗神・火産霊神なども合わせ祀り、胃腸病平癒の御神徳でも崇敬される。旧社格は村社。
- 所在地
- 熊本県宇城市不知火町永尾615
- 御祭神
- 海童神(わだつみのかみ)、他四柱
田島神社
宗像三女神(田心姫尊・市杵島姫尊・湍津姫尊)を祀る肥前最古級の古社で、玄界灘に浮かぶ加部島に鎮座し、古くから海上守護の神として信仰されてきた。創建年代は不詳だが朝廷の崇敬が篤く、天平10年(738)には詔により「田島大明神」の神号を贈られ、大同元年(806)には神封16戸を充てられた。延喜式神名帳では肥前国唯一の名神大社に列し、中世以降は武将の崇敬を受け、豊臣秀吉から朱印状を寄進された。江戸時代には唐津城主の祈願所となり、明治4年(1871)に国幣中社に列格。境内には佐用姫伝説ゆかりの佐用姫神社や、秀吉が槍を突き立てたところ割れたと伝わる太閤石がある。
- 所在地
- 佐賀県唐津市呼子町加部島3965
- 御祭神
- 田心姫尊、市杵島姫尊
- 系統
- 厳島
郡浦神社
天養元年(1144)の創建と伝わる古社で、肥後国三宮とされる。主祭神の蒲智比咩命は古くから当地の近くに祀られていた姫神で、のちに阿蘇神社の健磐龍命、国造神社の速瓶玉命、神武天皇が合わせ祀られた。阿蘇神社・甲佐神社・健軍神社とともに「阿蘇四社」と称され、阿蘇信仰の広がりを示す神社として知られる。境内には平安時代初期のものとされる石造五重塔や、明治9年(1876)の神風連の変で自刃した六烈士ゆかりの石碑が残る。旧社格は郷社。
- 所在地
- 熊本県宇城市三角町郡浦2666
- 御祭神
- 蒲智比咩命、健磐龍命
幣立神社
社伝によれば、神武天皇の孫・健磐龍命が阿蘇へ下向する途中この地で休み、幣帛を立てて天神地祇を祀ったのが始まりとされる。延喜年間(901〜923)に阿蘇大宮司友成が神殿を造営して伊勢両宮を祀り、幣立社と号した。天養元年(1144)には阿蘇十二神が合祀されて大野郷の総鎮守となる。現社殿は享保14年(1729)に肥後藩主細川宣紀が改修したもので、明治6年(1873)に郷社に列した。祭神は神漏岐命・神漏美命など。高天原伝承の地と仰がれ、神漏岐・神漏美命が天降ったと伝わる檜の御神木や、世界人類の調和を祈る五色神祭で知られる。
- 所在地
- 熊本県上益城郡山都町大野712
- 御祭神
- 神漏岐命、神漏美命
温泉神社
雲仙温泉街の中心に鎮座する温泉神社の総本社。神代の鎮座と伝えられ、『肥前国風土記』にも記される古社である。主祭神は白日別命をはじめとする五柱で、『古事記』に一身四面の神が九州の島々を鎮護したと記されることに由来し、古くは「四面宮」と称された。行基が開いたと伝わる大乗院満明寺の守護神として祀られ、その山号「温泉山」が社名の由来ともされる。島原半島の各地に分社が創建されて「温泉四面大明神」「おしめんさん」と呼ばれて親しまれ、現在も半島に広がる温泉神社群の総本社として崇敬を集めている。
- 所在地
- 長崎県雲仙市小浜町雲仙319
- 御祭神
- 白日別命 外4柱
興神社
『延喜式』神名帳に載る式内社の論社で、祭神は足仲彦命(仲哀天皇)と息長足姫命(神功皇后)。社名の「興」は国府を意味するとされ、壱岐国府の印と鑰(蔵の鍵)を納めた社として近世には「印鑰大明神」とも呼ばれた。延宝4年(1676)に神道家・橘三喜が壱岐の式内社を調査した際、当社を式内小社「與神社」に比定したが、これは「興」と「與」の字の見誤りとされ、近年の研究では式内名神大社「天手長男神社」が当社であり、壱岐国一宮であったとする説が有力となっている。明治9年(1876)に村社に列した。
- 所在地
- 長崎県壱岐市芦辺町湯岳興触676
- 御祭神
- 足仲彦命、息長足姫命
豊福阿蘇神社
伝承では永承2年(1047)、関白藤原道隆が八幡神を祀って創建したのが始まりとされる。鎌倉時代に阿蘇氏の勢力下に入って阿蘇神社・甲佐神社の二社が合祀されて三宮社となり、古くは「阿蘇三社大明神宮」「三宮大明神」とも呼ばれた。しだいに主神である八幡神よりも阿蘇神社としての性格が強まり、現在は阿蘇十二神と八幡大神を祀る。創建の頃に寄進された社領は豊臣秀吉により没収されたと伝わる。旧薩摩街道沿いに鎮座し、明治5年(1872)に郷社に列した。
- 所在地
- 熊本県宇城市松橋町豊福503
- 御祭神
- 阿蘇十二神、八幡大神
- 系統
- 八幡
山森阿蘇神社
正治2年(1200)11月、坂梨弥吾助が阿蘇神社から勧請したと伝わる阿蘇神社系の神社で、阿蘇の彦御子神(阿蘇惟人)を祀る。祭礼で奉納される子ども神楽は江戸時代に始まり270年以上の歴史を持ち、昭和54年(1979)11月に熊本県から顕彰された。舞手は1人・2人・4人の構成で九つの演目を舞う。境内には樹齢約800年と推定される大クスがそびえ、昭和40年(1965)2月25日に熊本県の天然記念物に指定されている。
- 所在地
- 熊本県玉名郡和水町西吉地1399
- 御祭神
- 彦御子神(阿蘇惟人)
櫛田神社
「お櫛田さん」と親しまれる博多の総鎮守。社伝では天平宝字元年(757年)に大幡主大神が鎮座したのに始まり、天慶4年(941年)には藤原純友の乱の鎮圧にあたった小野好古が神助を祈願し、京都の祇園社から素盞嗚大神を勧請したと伝わる。天正15年(1587年)には豊臣秀吉が博多町割(復興)とともに現社殿を建立・寄進した。大幡主大神・天照皇大神・素盞嗚大神の三柱を祀り、不老長寿・商売繁盛の神として信仰される。ユネスコ無形文化遺産の博多祇園山笠が奉納される神社として知られ、境内には樹齢千年を超えると伝わる御神木「櫛田の銀杏」があり、飾り山笠が6月を除き通年展示されている。
- 所在地
- 福岡県福岡市博多区上川端町1-41
- 御祭神
- 大幡主大神(櫛田大神)、天照皇大神
- 系統
- 八坂
天手長男神社
『延喜式』神名帳の壱岐島壱岐郡「天手長男神社」(名神大社)の論社で、壱岐国一宮とされてきた神社。中世に所在が分からなくなっていたが、江戸時代に平戸藩の国学者・橘三喜が「若宮」と呼ばれていた鉢形嶺の小祠を式内社に比定し、元禄元年(1688)に平戸藩主松浦氏により社殿が造営された。祭神は天忍穂耳尊・天手力男命・天鈿女命。鎮座地である鉢形嶺の経塚からは延久3年(1071)の刻銘を持つ滑石製の石造弥勒如来坐像が出土しており、国の重要文化財に指定されている(現在は奈良国立博物館が所蔵)。社殿へは137段の苔むした石段を上る。
- 所在地
- 長崎県壱岐市郷ノ浦町田中触730
- 御祭神
- 天忍穂耳尊、天手力男命
八代宮
建武中興十五社の一つ。後醍醐天皇の皇子で、征西将軍として九州の南朝方を率いた懐良親王を主祭神とし、その跡を継いだ良成親王を配祀する。明治維新後、親王の墓所がある八代の住民から創建の請願が重ねられ、明治13年(1880)8月3日に太政官が創立を決定。明治17年(1884)4月20日、八代城本丸跡に社殿が完成して鎮座祭が行われた。旧社格は官幣中社。例祭の8月3日は創建決定の日にちなむもので、地元では「将軍さん」の愛称で親しまれている。
- 所在地
- 熊本県八代市松江城町7-34
- 御祭神
- 懐良親王
小川阿蘇神社
長久元年(1040)、肥後の阿蘇大宮司が家臣を遣わして阿蘇神社の分霊を勧請し創建されたと伝わる。御祭神は健磐龍命をはじめとする阿蘇十二神。天正年間には社領の没収や社殿の焼失に遭ったが、のちに加藤清正によって社領が回復されたと伝えられる。境内には、勧請の際に神霊を奉じた船を繋いだと伝わる御神木「船繋ぎの樟」(樹高約35m・幹周約13m、樹齢1300年以上)がそびえ、市指定天然記念物となっている。10月の秋季大祭は400年以上の歴史を持ち、奴舞・獅子舞・亀蛇舞の三つの伝統芸能が奉納される。
- 所在地
- 熊本県宇城市小川町小川11
- 御祭神
- 阿蘇十二神
月讀神社
『日本書紀』顕宗天皇3年(487年)、任那に遣わされた阿閉臣事代に月神が神がかりして託宣を下し、朝廷が壱岐県主の祖・押見宿禰に命じて壱岐の月讀神社から京都(嵐山・松尾)に分霊を祀らせたと伝わる。この京都の月讀神社を通じて神道が全国に広まったとされることから、壱岐の月讀神社は全国の月讀神社の元宮とされ、「神道発祥の地」と称される。祭神は月夜見命・月弓命・月読命の3柱(いずれも同神)で、天照大御神の次に生まれた三貴神の一柱。暦や潮の満ち引きなど月にまつわる事柄を司り、航海安全の信仰も篤い。
- 所在地
- 長崎県壱岐市芦辺町国分東触464
- 御祭神
- 月夜見命、月弓命
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